−R5− 世の中を歩き回るブログ

思ったことがあるなら、それについて書いていくブログ。頭で歩こう。朝まで歩こう。アルコウ。

国語ができるようになるために必要な10の方法。

大前提として

国語に必要なことは、センスではない。

センター試験も、中学のテストも、マークシート形式も、記述式も、

国語の問題の解き方なんてすべて一緒だ。

 

それさえわかれば、あとは脳みその訓練次第で現代文なんて満点がとれるようになる。

 

だから、

日本に生まれて、日本で育ち、日本語を毎日何時間も扱い、

日本語を使ったコミュニケーションに長けているはずなのに、

クソほども国語ができない人にこそ、読んでほしい。

 

国語ができるようになるために、センスというものは微塵も必要ない。

だから、国語がクソほどもできない人にこそ読んでほしい。

 

■そもそも、なぜ「国語はセンス」と言われるようになってしまったのか。

それは、英語や数学や社会とは違い、

国語は日本語そのものが対象だからだ。

国語の多くは日本語を扱う。

日常的に触れているモノだからこそ、 「これができないなんてセンスがないね」

といった話になってしまう。

数学も算数の延長上で「センスがないね」と言われてしまうのも

小学生よりも前から触れている数字というものを扱っているのが要因だと思う。

(もちろん、数学にもセンスなんていらないと思っている)

 

でも、何も心配いらない。

センスという不確定な要素に頼らず、少しでも国語の点数を上げようと努力する人には

きっと国語の神様も微笑んでくれる。

 

国語の問題を解くのに必要なことはたった一つ。

すべては論理であり、解法があり、答えが書かれている文章の中から答えを探すだけの作業だと言うことに気づくこと。

それだけで国語ができるようになる。

 

簡単に説明するために、

国語ができる=センター試験で9割程度とれることと仮定しましょうか。

 

国語科目は200点満点。

その内訳は

・現代文100点(評論・小説)

・古文50点

・漢文50点

というものですね。

 

つまり、古文・漢文よりも現代文の比率が高いので、

必然的に現代文の勉強の割合を増やし、得点を稼ぐ必要があるということ。

こんなことにも気がつかず、半ば暗記科目同然の古文や漢文の勉強に身を捧げているのであれば、とっとと目の前の参考書を破り捨てて、現代文の参考書を3冊買ってきて取り組み始めた方がよっぽどいい。

 

もちろん、古文も漢文も単に覚えるだけではない。

高得点をとるための方法はあるけど、そんなもの自分で探してほしい。

 

僕が伝えたいのは現代文ができるようになるための準備と、その方法だけです。

なぜなら国語に苦手意識を持っているほとんどの人が

現代文に嫌悪感やアレルギーを示すから。

 

 

でも、わかります。

なぜなら僕は化学とか物理とかザ・理系科目に対して全く同じ反応をしちゃうから。

だって化学も物理もわけわからない数式とか単位とか出てきて、

実際のもののイメージが全くできないんですもん。

 

つまりね、得体の知れない物感が半端ないんですよね。

暗闇にたたずむコートを着て下を向いている女くらい得体の知れない物感。

怖いんですよ。

 

だからといって、落ち込む必要は全くありません。

得体の知れない物に苦手意識を持つのは、それが得体の知れない物だからです。

相手が何者か、そしてどんな対処をすればいいのかがわかっていれば、

まるで怖くない。

コートの女も実は君のストーカーで、その正体は隣の隣のクラスの目立たない○○ちゃんだったとしたら、

その怖さはある程度軽減されるでしょ。それと一緒です。

でもそんなことするクラスメートがいたら刺される前に逃げてください。

 

■まず、国語を知ってほしい。逃げないで知ってほしい。

相手を知る=対策がわかる=解けるようになる=得意になる

です。

 

ここからが本番。

現代文を解くにあたって大事な要素があります。

①答えはすべて問題の中に書かれているということ

②答えを導く方法はセンスや勘ではなくすべて論理(ロジック)であるということ

③漢字問題などを除き、基本的には勉強なんかしなくても解けるようにできているということ

 

この3つだけです。

 

 

■そもそも、なんで日本語なのに解けないんだろう。

 

てか、国語の問題文って文章読みにくくないですか。

特に評論。クソ長ったらしい言い回しで、クソみたいにわかりにくい用語を使って、

クソほど興味もないことについて語ってる。結局結論を読んでみればやっぱりクソだった、なんてことはよくあります。

評論とは、そういうものです。

だけどね、評論こそ全科目のうち最も優しい問題です。ツンデレ問題。

一見難しく見えるけど、全部あのクソ長ったらしい問題文の中に答えを書いているんだもん。公的に許されたカンニングですよ。

 

じゃあいよいよ行きましょうか。

国語ができるようになるための10の方法。

 

今年(平成28年)実施された国語の問題を例にとりましょう。

平成28年度本試験の問題|大学入試センター

ダウンロードはおのおのしてください。

 

さあ、国語の偏差値を上げる必勝法を学ぼう。

 

 国語ができるようになるために必要な10の方法。

 

 

 

①問題文は全部読まない

 

あ、問題を読むときに気をつけてほしいんですよ。

国語が苦手な人に限ってね、全部の文章を読みたがるんですよ。

あほか。その読み方を今日からやめてください。

そして、今から書く読み方を徹底してください。

 

②設問を読む

 

まず、設問を読む。

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ここで言うと「問2 傍線部A~~」の部分。

はい、読み終わったらそこでストップ。

国語ができない人は選択肢を絶対読まない。

選択肢を読まない理由は2つ。

1,選択肢をすべて読んで頭に入れられるほど人の記憶力は確実でないから、

  結局もう一度よむはめになる。つまり時間の無駄。

2,センター試験を作っているのは今これを読んでいるあなたよりも

  確実に国語のできる人であり、

  各科目はおおよそ平均点が満点の六割になるように調整しなければならない。

  そのため、選択肢は迷いが生じるように作られている。

  それを見て迷うのは意味がない。つまり時間の無駄。

 

わかりました?選択肢なんて読む必要ないですよ。最初はね。

なれてきたらある程度体系化できるのと、後半の部分を解くためには読むのもありです。

でも国語の点数がとれなくて偏差値が60行かないような人は読む必要はない。

あなたがするべきことは、設問で何を聞かれているのかを理解することだけ。

ここでは【「リカちゃんの捉えられ方が変容している」こととは、どういうことか。】

を理解する必要があるんだ~そんな認識でいいです。

 

③設問の意味を理解する

意外とこれが大事。馬鹿にしないでやってほしい。

一つ一つ設問のワードを細分化して、自分の言葉でしっかりと言い換えられるようにすること。

たとえば、

・リカちゃん・・・リカちゃん人形ですね。間違いなく。

 

・捉えられ方・・・考え方、認識、みたいなものです。

・変容・・・変わってきたということでしょう。

 

こんな感じで、百パーセントの正解でなくても、

自分で租借できるようにしておかないと設問の意味を取り違えます。

意味を取り違えると、選択肢を選び間違えます。

 

④設問に該当する傍線部分を読む

問題文を読んだら傍線部Aを本文中に探しましょう。

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はい。

 

ここまでは誰でもできます。

 

⑤傍線部を見つけたら、傍線部が含まれる一文を読む

国語ができなくてもこれくらいはわかります。

 

日本語のいいところは始まりと終わりがわかりやすく書かれていることです。

段落の終わりもそうだし、文章の区切りもそうです。

だから傍線部が含まれる1文すべてを読みます。

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⑥傍線部を見つけたら、傍線部が含まれる一文を理解する

 

やっと問題を解くフェーズです。

これもさっきの③設問の意味を理解すると同じように、一文すべてを理解します。

また、この一文に注釈が入っている場合はそれも読みます。

 

・これは・・・?

・評論家・・・こんな感じの評論を書いたり、テレビで評論したりする人でしょう

伊藤剛・・・注釈によると「漫画評論家」

・整理にしたがう・・・評論家の伊藤さんの言っている考え方にのっとるなら

・特定の物語を背後に背負う・・・?

・キャラクター・・・リカちゃん人形やミニーマウスのこと

・その略語としての意味・・・?

・脱却・・・抜け出す、みたいなイメージですかね

・転用可能・・・あてはめることが可能とか、代替可能くらいのイメージで十分です

・プロトタイプ・・・注釈によると「原型、基本型」

・キャラ・・・キャラクター

 

こんな感じです。

ここで気づいてほしいのは、
傍線部が含まれる一文を読んでも、理解できないことがある、ということ。

 

つまり、

「これは」「特定の物語を背後に背負う」「その略語としての意味」という部分をしっかりと咀嚼できないかぎり問題は解けないと言うことです。

 

これが国語を解く上で最大に難しい部分であり、

最大のヒントでもあります。

 

⑦わからない部分を本文中から探し出す

 

では、一つ一つ見ていきましょう。

 

まず「これは」の部分。

多くの国語の問題は、問題文にまるまる傍線が引いてあることはありません。

そのため、一文をすべて読み込む必要があり、そうすると80パーセントくらいの確率で

「これ」「それ」といった指示語に出会います。

そして、指示語はたいていの場合「これ」「それ」と使われている文章よりも前の文章を指します。

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つまり、「これ」は

「自身がキャラクターであるはずのリカちゃんが、まったく別のキャラクターになりきること」と言い換えることができます。

 

⑧文章を咀嚼する

でも、

「自身がキャラクターであるはずのリカちゃんが、まったく別のキャラクターになりきること」といってもちんぷんかんぷんですね。

そういう場合はもっと前の文章にさかのぼりましょう。

その前に、必ずやってほしいのがさっき伝えた文章を咀嚼するということ。

この文章はわかりやすく言うと「リカちゃん自身がキャラクターであるのに、全く別のキャラクターになりきっている」ということですね。

 

それがそもそもどういうことかというと、

その前の文章とイコールの関係です。

 

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キャラクターであるリカちゃんが別のキャラクターを演じるとは、

「平成に入ってからのリカちゃんは、その物語の枠組みから徐々に解放され、現在はミニーマウスやポストペットなどの別のキャラクターを演じるようになって」きたということです。

 

はい、また出てきましたね。

「その物語」。

それでは「その物語」に対応する単語を見つけましょう。

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これはその一文前の中にある「その物語」に対応しています。

7行目の「その物語」=5行目の「その物語」です。

で、5行目の「その物語」は何を表しているかというと、

まさにその直前の文章です。

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つまり、

5行目の「その物語」=「リカちゃんの父親や母親の職業、兄弟姉妹の有無など、その家庭環境においても発売元のタカラトミーが情報を提供し、設定された中での物語」

ということですね。

この中でいう「その家庭環境」というのは「リカちゃんや家族との間の家庭環境」というのはわかりますね。

 

それでいくと、7行目の「その物語」についてもわかりました。

そうすると、「平成~なっています」の青線部分はこういうことです

「平成に入ってからリカちゃんは、タカラトミーが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といった物語の枠を超えて、ミニーマウスやポストペットを演じるようになった」ということです。

そして、ここまで読み解けると次の「自身が~なりきる」の青線も理解できるようになります。

リカちゃんは本来、一家庭に所属する普通の女の子という設定でした。そのため、設定上ミニーマウスやポストペットになりきる必要は全くないんですよ。

それが平成になってからは全く必要のない別のキャラクターを演じるようになった、ということですね。

 

そうすると、さっきまではてな状態だった部分が埋まります。

・これは・・・「平成に入ってからリカちゃんは、タカラトミーが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といった物語の枠を超えて、ミニーマウスやポストペットを演じるようになり、本来キャラクターであるリカちゃんが別のキャラクターになりきるようになったこと」

・評論家・・・こんな感じの評論を書いたり、テレビで評論したりする人でしょう

伊藤剛・・・注釈によると「漫画評論家」

・整理にしたがう・・・評論家の伊藤さんの言っている考え方にのっとるなら

・特定の物語を背後に背負う・・・?

・キャラクター・・・リカちゃん人形やミニーマウスのこと

・その略語としての意味・・・?

・脱却・・・抜け出す、みたいなイメージですかね

・転用可能・・・あてはめることが可能とか、代替可能くらいのイメージで十分です

・プロトタイプ・・・注釈によると「原型、基本型」

・キャラ・・・キャラクター

 

そうするとですね、何か気づきませんか?

物語という言葉が出てきて、はてな状態だったモノ。

そうです、もう一つのはてなだった

・特定の物語を背後に背負う・・・?

も埋まるんですね。

 

・これは・・・平成に入ってからリカちゃんは、タカラトミーが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といった物語の枠を超えて、ミニーマウスやポストペットを演じるようになり、本来キャラクターであるリカちゃんが別のキャラクターになりきるようになったこと

・評論家・・・こんな感じの評論を書いたり、テレビで評論したりする人でしょう

伊藤剛・・・注釈によると「漫画評論家」

・整理にしたがう・・・評論家の伊藤さんの言っている考え方にのっとるなら

・特定の物語を背後に背負う・・・たとえばリカちゃん人形のようにおもちゃメーカーなどが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といったそのキャラクターならではの物語を背後に背負う

・キャラクター・・・リカちゃん人形やミニーマウスのこと

・その略語としての意味・・・?

・脱却・・・抜け出す、みたいなイメージですかね

・転用可能・・・あてはめることが可能とか、代替可能くらいのイメージで十分です

・プロトタイプ・・・注釈によると「原型、基本型」

・キャラ・・・キャラクター

 

オッケーですか?

ここまで来ればあともう少しです。

 

⑨咀嚼しきれない場合は前後の文章を読み込む 

もう一つはてながありますね。

・その略語としての意味・・・?

 

という部分です。

 

これを解明するために、さっきの緑線の手前を読んでいきます。

 

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 重要そうなところに黄色線を引きました。

要約すると、

「1967年に初代リカちゃんが出て、現在まで世代を超えた人気国民的キャラクターになっている。それはまさに国民的アイドルとも言えるくらいの人気っぷりだ。そして、それまでのリカちゃんは子供にとってはあこがれの生活スタイルそのものだった」

ということと、

「現代になってその捉えられ方が変化している」

ということです。

 

つまり、

・その略語としての意味・・・「リカちゃん人形を憧れの生活スタイルとして捉えていたという意味」

 

となります。

これですべてわからないことは出そろいました。

・これは・・・平成に入ってからリカちゃんは、タカラトミーが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といった物語の枠を超えて、ミニーマウスやポストペットを演じるようになり、本来キャラクターであるリカちゃんが別のキャラクターになりきるようになったこと

・評論家・・・こんな感じの評論を書いたり、テレビで評論したりする人でしょう

伊藤剛・・・注釈によると「漫画評論家」

・整理にしたがう・・・評論家の伊藤さんの言っている考え方にのっとるなら

・特定の物語を背後に背負う・・・たとえばリカちゃん人形のようにおもちゃメーカーなどが本来情報を提供し、設定していた家族構成や家庭環境といったそのキャラクターならではの物語を背後に背負う

・キャラクター・・・リカちゃん人形やミニーマウスのこと

・その略語としての意味・・・「リカちゃん人形を憧れの生活スタイルとして捉えていたという意味」

・脱却・・・抜け出す、みたいなイメージですかね

・転用可能・・・あてはめることが可能とか、代替可能くらいのイメージで十分です

・プロトタイプ・・・注釈によると「原型、基本型」

・キャラ・・・キャラクター

 

導き出した情報をもとにもう一度傍線部全体の一文を読んでみましょう。

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⑩選択肢は「本文に書かれているか・いないか」だけで判断する

 

 

ここまで来れば得た情報を当てはめて、咀嚼して、

設問の選択肢から正解を導くだけですね。

 

では選択肢です。

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1つ1つ見てみましょう。

 選択肢を読む際にあなたの主観や意見や推測は全く必要ありません。

そんなもの試験で役に立つことは永遠にないのでごみ箱に捨ててください。

 

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各選択肢の

青線=本文で言っていること

赤線=本文で言っていない、間違っていること

です。

 

選択肢①・・・すべて言っていますね。特に後半部分が本文ではそのままの言葉で言っていないのでひっかかりやすいかもしれないですが、「どんな物語にも転用可能なプロトタイプを示す言葉となったキャラへと」変わったといっています。よって

 

選択肢②・・・「ごっこ遊び」に使われることで、変わったわけではありません。その後の後半部分も本文では触れていません。よって×

 

選択肢③・・・遊び道具としての意味を逸脱、なんて言っていません。また国民的アイドルといえるものにこのタイミングで変わったわけでもありません。よって×

 

選択肢④・・・後半部分は本文中では触れていません。よって×

 

選択肢⑤・・・後半部分は本文中では触れていません。よって×

 

つまり、正解は選択肢①ということです。

 

一応答え合わせ。

  

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はい、合ってますね。

 

まとめると、

 

 国語ができるようになるために必要な10の方法。

 

 

ということです。

 

どうでしたか?

これが国語ができるようになるためのたった10の方法です。

何度も言うようですが、評論も、小説も、センター試験も、中学国語のテストも、すべて同じ流れで問題を解くことができます。

 

最初は時間がかかってしまうのは仕方ないので、

納得できるまで問題と向き合い、徹底的に咀嚼してください。

 

いうなれば、国語は咀嚼です。

自分の言葉で理解して、説明できる状態になれば評論にアレルギーが出ることもないでしょう。

 

ぜひ、これをきっかけに国語を少しでも好きになってもらえればと思います。