今週のテーマ:昔のことを思い出していた ①
昔のことを思い出していた。
今は丸くなったよねと言われることが増えた。
それは、体型のことだけじゃないと思う。
昔はもっと尖っていたんだと思う。
それは、もちろん体型のことだけじゃなくて。
世の中に噛みついていたし、周りの人間にも噛みついていたし。
どれだけ空気が読めなくても間違っていることに迎合することなんてなかった。
後先を考えずに、周りの人間の評価なんて顧みずに、
自分なりに芯を通してまっすぐ生きてきたつもりだった。
社会の空気を読む、という大義名分を掲げて、
自分を殺して生きながらえるだけの腐った大人にだけはならないつもりだった。
いつからなんだろう。
そんな大人をバカにできなくなったのは。
あの人も、ああ見えて苦労しているしな。
ここでこういう発言をしたらあとあと面倒臭そうだな。
これでも、俺は精一杯やっているんだ。
いつからなんだろう。
そういう大人の一部になってしまったのは。
人は、大抵歳を取るごとに経験するものが増えていく。
人生経験というものが増えていき、刻まれるものも増えていく。
それが、大人になるということなら、
昔の僕なら喜んで子供のままを受け入れていたはずだった。
それなのに、今ここで社会にかろうじて順応して、
あるいは順応しようとしている僕は、
あの時絶対になりたくないと思っていた大人に片足を突っ込んでいるような気がしてならない。
それが社会から求められていることであって、
社会で生きるために必要なことだということは十分わかったうえで、
そんなクソみたいな生き方をしていてはいけない、と自分自身に警鐘を鳴らそうと思う。
だって、大人になんかならなくてもかっこいいおっさんになれるはずだもの。
世の中の大多数の人が歩くレールの上に乗らなくても、
人は生きていけるはずだから。
時に、それはクリエイターと呼ばれ、
アーティストと呼ばれ、アウトローと呼ばれ、先駆者と呼ばれ、革新者と呼ばれる。
そんな人たちが、生きてきたように。
僕は、もう一度振り返らないといけない。
ここ数年の自分の生き方を。
そして、自分自身が思い描いていた5年後を。
クソカッコイイおっさんになるためなら、
世の中で後ろ指を指されるような人生、喜んで進んでまいります。
それでは、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具